ジェイエスエスは高齢化社会でシニア層の会員拡大を目指す

　　ジェイエスエス <6074> （ＪＱＳ）が出直り波動に乗ってきた。昨年６月２７日に上場されたが、上場当日は公募価格９５０円に対し、初値は１２００円と上場人気は高かった。株価は以後整理に入っていたが、昨年１２月２５日の安値５９１円で底打ちを確認。値幅の整理を終えた後、日柄の整理も７カ月目を迎えるなど、調整は行き届いた。出直りへの態勢は十分に整っている。 　　同社はスイミングスクールを中心にテニススクール、フィットネスクラブなどの会員制スポーツクラブを運営している。スイミングスクールでは、指導教本、水中健康運動教本など創業以来の指導経験を織り込んだ各種マニュアルや教本に基づく専門指導プログラムに特徴がある。住宅地中心の省スペース、省エネ、ローコストオペレーションを実現した店舗展開も同社の強みである。 　　スイミングスクール業界は、少子高齢化による子供の数の減少により、環境は厳しいが、同社は「スイミングスポーツを通じた豊かな心の教育」を重点施策として、独自の水泳指導要項を通じて、自己目標を設定し、その目標を達成するための心のプロセスの形成や、子供の競争心の醸成を図っており、特色あるスイミングスクールとして順調に収益を伸ばしている。 　　また、高齢化社会の中で、人々の「健康維持」に関する意識は高まっており、生涯健康維持に必用な運動プログラムの開発にも全社的に取り組み、シニア会員の拡大を図っている。具体的には、新しい水中運動プログラム「アクア・スティック・マジック」の開発が進み、全国統一プログラムの展開を行うことにより、大人会員の拡大を図る。 　　今２０１４年３月期の業績は売上げ７２億８６００万円（前期比３．０％増）、営業利益３億６４００万円（同１７．８い％増）と。増収、増益決算が見込まれている。（情報提供：日本インタビュ新聞社＝Ｍｅｄｉａ－ＩＲ）