中国の自動車メーカーは、「日韓の成功」に学ぶべき=香港メディア

 香港メディアの鳳凰網は4日、世界の自動車市場で一流と認められるには欧米市場で成功することが必要と主張する記事を掲載し、「中国の自動車メーカーは日韓メーカーの成功に学ぶべきだ」と主張した。  記事は、世界の消費者から注目をあつめるためには著名なモーターショーに出展することがもっとも良い方法だとし、広州汽車が2015年の北米国際オートショーに出展する方針であることを紹介。米国の大手自動車メーカーの拠点でもあるデトロイト市で開催される北米国際オートショーへの出展は「米国市場でのテストマーケティングの場として最適」と論じた。  続けて、経営コンサルティング会社A.T.カーニーの関係者がかつて「欧米の自動車市場は中国メーカーにとってまだ手の届かない聖域」と述べたことを紹介する一方、「広州汽車はまだ北米に自動車を投入する計画はないものの、北米国際オートショーへの出展は聖域への進出に向けて努力しようとする姿勢を示すもの」と指摘した。  また記事は、日本と韓国の自動車メーカーが米国市場への進出に成功した事例は中国メーカーにとって大いに参考になるとし、「トヨタが1950年台に米国市場にクラウンを投入した当時、現地のニーズと合致していなかったことを理由に年に数百台しか売れなかった」と主張。  さらに、トヨタが長い時間をかけて米国の消費者のニーズを汲み取り、設計やアフターサービスなどを改善し、1970年代にかけてようやく米国市場で存在感を示すメーカーになったと紹介。  また、1980年代に米国市場に参入した韓国メーカーは当初、「特別な強みもなく、品質も疑われていた」とする一方、今や現代自動車はコストパフォーマンスの高さを武器に米国市場で年に120万台以上も販売していると伝え、日本や韓国の自動車メーカーが成功できた以上、中国メーカーも米国市場で成功できるはずとの見方を示した。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
香港メディアの鳳凰網は4日、世界の自動車市場で一流と認められるには欧米市場で成功することが必要と主張する記事を掲載し、「中国の自動車メーカーは日韓メーカーの成功に学ぶべきだ」と主張した。(イメージ写真提供:123RF)
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2015-01-05 13:45