日経平均は42円安で取引終了、一時プラス転換も円の強含み重し

 大発会となる5日の日経平均株価は14年12月30日終値比42円06銭安の1万7408円71銭と3日続落して取引を終えた。年末年始に米国株の上値が重かったことを嫌気した売りが先行。日経平均は朝方に下げ幅を230円超に拡大する場面があった。後場に入って日経平均は先物主導でプラス転換したが、円が対ドルでやや強含んだことも重しになり、引けにかけて押し返された。  個別では、ユーロ安を背景にニコン <7731> 、マキタ <6586> など欧州関連銘柄の一角が売りに押された。静岡県の島田工場内で火災が発生し、損失計上が懸念された特殊東海製紙 <3708> も軟調。ブロッコリー <2706> は停止していたiOS版「うた☆プリアイランド」の配信を再開したが、出尽くし感から利益確定売りが優勢となった。15年2月期業績予想を下方修正したセキド <9878> も安い。  半面、先進運転支援システムの開発が伝わったJVCケンウッド <6632> は急伸した。NHKスペシャルでグループ企業が取り組む「NMN」が紹介された日清製粉グループ本社 <2002> は昨年来高値を更新した。経産省によるメタンハイドレート調査の本格化報道を受けて、日本海洋掘削 <1606> などが買われ、鉱研工業 <6297> はストップ高を付けた。(編集担当:宮川子平)
大発会となる5日の日経平均株価は14年12月30日終値比42円06銭安の1万7408円71銭と3日続落して取引を終えた。
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2015-01-05 15:00