【本日注目の通貨ペア】ユーロ/米ドル:独消費者物価指数と追加緩和の思惑
ユーロは昨年末に引き続き、年始からも1月の追加の金融緩和観測を背景に売られており、本日早朝の東京市場では2006年2月以来の安値である1.18591ドルを付けた。
本日はドイツで12月消費者物価指数(CPI)・速報値が発表される(市場予想:前年比+0.3%)。ただし、最近はこのドイツの「国としてのCPI」が出る前に順次発表されるドイツ各州のCPIが報じられた時点でユーロが動き出す様子も見られており、この点に注意したいところだ。
ザクソニー(17時発表、前月:前年比+0.7%)から、ブランデンブルグ(18時発表、同:+0.7%)、ヘッセ(18時発表、同:+0.5%)、ババリア(18時発表、同:+0.8%)、ノルトライン・ヴェストファーレン(18時30分発表、同:+0.7%)と順次発表される。
足元の相場は「ユーロ圏の追加緩和観測を手掛かりにユーロを売りたい」というムードが強く、各州のCPI全てに反応するというよりは、「『前月よりも上昇率が低いもの』が出てきた際に、特に強めにユーロが売る」という動きになると見る。場合によっては今朝の安値1.18591ドルを試す流れになる可能性もある。(執筆:外為どっとコム 編集担当:サーチナ・メディア事業部)
ユーロは昨年末に引き続き、年始からも1月の追加の金融緩和観測を背景に売られており、本日早朝の東京市場では2006年2月以来の安値である1.18591ドルを付けた。
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2015-01-05 18:15