シグマクシスは最高値からの半値押し水準で直近IPO株人気を高め3連騰

  シグマクシス <6088> (東マ)は21日、920円高の7620円まで上げて3営業日続伸している。同社株は、昨年12月18日に公開価格3010円で新規株式公開(IPO)され、3020円で初値をつけ同安値3015円まで下ぶれなど限定的なIPO人気にとどまったが、同社独自の総合的なビジネスコンサルティング業態を評価して再三のストップ高を繰り返して上場来高値1万430円まで3.4倍化、この急伸幅の半値押し水準を固め直近IP株人気を再燃させ買い増勢となっている。 ■経営戦略など変革シナリオをワンストップで提供   同社は、2008年に三菱商事 <8058> グループのコンサルティング事業の強化を目的に企業再生ファンドのRHJインターナショナルと共同出資で設立されたが、同事業は、業界の従来型の事業形態とは大きく異なっている。従来型では専門分野ごとに特化したサービスを提供しているのに対して、経営戦略の立案・策定からビジネスモデルの設計、ビジネスプロセスや組織の構築、ITシステムの事業運営基盤の設計・開発・導入・運用までワンストップで提供するとともに、その経営戦略も、従来型の過去の成功事例に基づくアプローチとは異なって、経営環境の変化やインパクトを見据えるアプローチによる将来像を提示する変革シナリオに主眼を置き、M&A後の組織統合マネジメント、日本企業の新興国進出、金融ネット犯罪対策導入など全分野にわたりスピード重視で取り組んでいる。このため、設立当初は三菱商事向けの取引が、全売り上げの約8割を占めたが、次々と新規顧客を開拓、前3月期は2割弱まで低下している。   今3月期業績は、売り上げ111億円(前期比8%増)、経常利益12億5000万円(同77%増)、純利益10億4600万円(同9%減)、1株利益229.3円と予想、2月6日発表予定の今期第3四半期(3Q)決算でこの好業績を再確認することになる。 ■3Q決算にも期待を高めてリバウンド幅を拡大へ   株価は、同社の初値形成後のセカンダリーでの直近IPO株人気が、既上場の類似会社のリンクアンドモチベーション <2170> などの株価を刺激して昨年来高値を更新、その類似会社の高値更新が、今度は同社株との比較感を強め直近IPO株買いにつながっている。3Q決算にも期待を高めリバウンド幅を拡大、最高値奪回を目指そう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
シグマクシス<6088>(東マ)は21日、920円高の7620円まで上げて3営業日続伸している。同社株は、昨年12月18日に公開価格3010円で新規株式公開(IPO)され・・・。
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2014-01-21 12:15