【今日のドル円】原油安とギリシャ情勢への不安、やや過剰反応か

 ドル/円は昨日のNY市場で119.30円台まで下落した。原油価格の急落とギリシャのユーロ離脱懸念が欧米株価を押し下げる中、米国債に逃避的な買いが集まり、長期金利が低下した事が重石となった。本日も、連鎖的なリスク回避の動きに対する警戒が必要だろう。  ただ、原油安はガソリン価格の下落などを通じて米経済にはプラスの面が多い事を考えると、昨日の株価下落はやや過剰反応のようにも思える。ギリシャ情勢についても、世論調査でリードしている急進左派連合(SYRIZA)が、ユーロ圏に留まる考えを示している事から離脱の可能性は低い。  欧米市場でリスク回避ムードが緩めば、ドル/円が120円台を回復する事も考えられる。なお、本日のNY市場では米12月ISM非製造業景況指数(24:00)が発表される。(執筆:外為どっとコム総合研究所 編集担当:サーチナ・メディア事業部)
ドル/円は昨日のNY市場で119.30円台まで下落した。原油価格の急落とギリシャのユーロ離脱懸念が欧米株価を押し下げる中、米国債に逃避的な買いが集まり、長期金利が低下した事が重石となった。本日も、連鎖的なリスク回避の動きに対する警戒が必要だろう。
economic,gaitamedotcom,gaitame_todaydollars,fxExchange
2015-01-06 09:15