アルプスが高い、ゴールドマン証が電子部品4社の判断見直し
アルプス電気 <6770> は16日の年初来高値を上回り、午後0時33分には97円高(8.08%高)の1298円を付けた。ゴールドマン・サックス証券は20日付リポートで、電子部品セクターのうち、4社の投資判断を変更。アルプスは「中立」から「買い」に引き上げ、コンビクション・リストに採用した。目標株価は1430円。
14年の中国スマートフォンの高画素カメラ採用は想定以上と評価。駆動部分に使うVCM(ボイスコイルモーター)は、同社とTDK <6762> 、ミツミ電機 <6767> が主力のサプライヤーだが、自動化生産ラインで量産力を発揮できるとして、アルプスはシェア拡大や収益レバレッジを効かせられるとみた。また、円安効果を含め、車載事業の拡大や収益改善に安心感が強まっているとも指摘している。
同リポートでは、ヒロセ電機 <6806> 、新光電気工業 <6967> について、下値余地が縮小したとして、投資判断を「売り」から「中立」に引き上げた。一方、日本ケミコン <6997> は「中立」から「売り」に引き下げている。主力の産業機器向けアルミ電解コンデンサーの需要回復が遅れ気味で、価格環境も悪化傾向にあるとした。
21日の株式市場では、ヒロセ電も買われたが、新光電工は朝高後にマイナス圏へ沈んだ。また、ケミコンは序盤から軟調に推移し、午前10時30分ごろには30円安(6.86%安)の407円を付けている。(編集担当:宮川子平)
アルプス電気は16日の年初来高値を上回り、午後0時33分には97円高(8.08%高)の1298円を付けた。
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2014-01-21 11:30