日経平均は525円安で取引終了、終盤に下げ足速める

 6日の日経平均株価は前日比525円52銭安の1万6883円19銭と4日続落し、ほぼ安値で引けた。下げ幅は14年2月4日(610円安)以来の大きさ。  ギリシャの政情不安などが嫌気されて欧米株が急落したことを受け、東京市場でもリスク回避の売りが先行し、一巡後も戻りは鈍かった。前場は1万7000円割れの水準で底堅さもみられたが、後場になると円が強含みで推移するなかで下値を模索。終盤には下げ幅を500円超に拡大した。  個別では、原油安を背景に、国際石油開発帝石 <1605> など資源開発株や、JXホールディングス <5020> など石油株、三菱商事 <8058> などエネルギー権益を有する商社株が売りに押された。一時停止中のスマートフォン向けアプリの再開を2月以降としたマーベラス <7844> も下げがきつい。15年2月期第3四半期で増収増益だったベルク <9974> も利益確定売りが優勢となった。  半面、米系証券による強気のリポートが観測されたアイダエンジニアリング <6118> や、国内証券による投資判断の引き上げが観測されたエムティーアイ <9438> は堅調に推移した。14年12月度の既存店で増収だった薬王堂 <3385> もしっかり。12月度の受注高が単月としては3カ月ぶりに1億円を超えたインスペック <6656> はストップ高を付けた。(編集担当:宮川子平)
6日の日経平均株価は前日比525円52銭安の1万6883円19銭と4日続落し、ほぼ安値で引けた。
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2015-01-06 15:00