大京の株式希薄化懸念に三菱UFJモルガン証がリポート
大京 <8840> の目標株価を20日付の三菱UFJモルガン・スタンレー証券が引き下げた。
オリックスが大京の優先株4種類分を2月に普通株式に転換するため、同社株は株式希薄化が懸念されている。普通株式数は13年9月末比で約1.9倍に増大する予定であるが、同リポートでは「業績予想の修正もあり、来15年3月期のEPS(1株当たり利益)の減少は9%にとどまる」と予想する。
また、親会社となるオリックスとは新築マンションの共同開発でシナジー効果を生み出しており、今後も中古マンション再生などにおいて連携強化が期待できるとコメント。同証券による来期の営業利益予想は240億円から260億円に増額し、コンセンサス予想の約222億円を大きく上回ると見ている。さらに、償却原資の棚卸不動産投資や借入金返済への転用についても指摘している。
これらの要因から、同リポートでは、投資評価は「ニュートラル(中立)」を据え置いており、目標株価は300円から275円に引き下げた。
大京の21日の株価は、前場に15円安の272円まで下げる場面があった。(編集担当:片岡利文)
大京の目標株価を20日付の三菱UFJモルガン・スタンレー証券が引き下げた。
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2014-01-21 13:15