日経平均は74円安スタートも、売り一巡後はプラス転換
7日の日経平均株価は前日比74円93銭安の1万6808円26銭で寄り付いた。市場予想を下回る経済指標の発表を受けて前日の米国株が続落したため、日本市場でも引き続きリスク回避の動きが優勢となった。ただ、連日安の反動もあって朝方の時点で下値は限定的となっており、日経平均はプラスに転じる場面もみられる。
個別では、国際石油開発帝石 <1605> 、JXホールディングス <5020> など石油関連株が軟調。フライドポテトに人の歯が混入していたとの苦情が寄せられていたことを明らかにした日本マクドナルドホールディングス <2702> も売りが先行した。前日に急伸したガーラ <4777> 、インスペック <6656> 、くろがねや <9855> なども利益確定売りに押された。
半面、15年5月期業績予想を上方修正したカネコ種苗 <1376> が買われたほか、15年2月期の利益予想を上方修正した米久 <2290> 、ダブル・スコープ <6619> も買いを集めている。自社株買いを発表したトライアイズ <4840> も堅調。東証1部銘柄の指定承認を受けた田淵電機 <6624> にも物色の矛先が向かっている。(編集担当:宮川子平)
7日の日経平均株価は前日比74円93銭安の1万6808円26銭で寄り付いた。
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2015-01-07 09:15