WTI原油価格48ドル割れ、一時1バレル=47.54ドルに

 6日のスポット金は大幅に続伸、3週ぶりの高値を付けた。欧米を中心に世界的に株価が一段安、ギリシャ政局不安で逃避需要が高まり、安全資産として金の買いが続いている。ダウ平均は100ドル強下落し、S&P500は5取引日連続で下げ、値下がり期間は2013年以降で最長となった。また、ギリシャの選挙を25日に控え、同国の政局不安や欧州経済先行き不安が強まっているなか、市場でリスク回避の動きが広がっている。  スポット金はNY序盤で1210付近で推移したが、その後発表された米12月ISM非製造業指数がさえない結果を受け、急伸し、一時日中高値の1222.97ドルまで上昇した。3週ぶりの高値だった。  6日、原油安にも歯止めがかからず、米在庫拡大観測を受け、4取引日連続の大幅安となった。7日発表の米エネルギー省の統計で米在庫拡大が示されるとの見方から、世界的な供給超過がさらに悪化するとの懸念が広がっている。取引時間中冴えない米12月ISM非製造業指数を受け、一時ドル高の局面があり、これを受け原油価格が一時下げ幅を縮小したが、その後後には再び下落を始めた。  WTI原油先物は1バレル=48.01ドルで引け、取引時間中一時48ドルを割れ、47.54ドルの安値を付けた。(情報提供:東岳証券株式会社)
WTI原油先物は1バレル=48.01ドルで引け、取引時間中一時48ドルを割れ、47.54ドルの安値を付けた。
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2015-01-07 10:45