日経平均は2円高と5日ぶり小反発、ドル・円の下げ渋り支え
7日の日経平均株価は前日比2円14銭高の1万6885円33銭と小幅ながら5日ぶりに反発して取引を終えた。一方、TOPIXは昨年(14年)10月以来の5日続落となった。
欧米株の続落が嫌気されて日本市場でも売りが先行したものの、ドル・円の下げ渋りなどを背景に押し目買いや買い戻しが流入。日経平均は朝安後にプラス圏へ浮上し、前場は1万7000円手前まで持ち直した。ただ、後場は追加の買い材料難で上値は限られ、大引けにかけてマイナス圏へ押し返される場面もあった。
個別では、15年3月期第3四半期で2ケタ増益のアドヴァン <7463> が急伸した。15年2月期業績予想を上方修正したエコス <7520> は昨年来高値を更新。POSレジアプリの英語版リリースが好感されたリクルートホールディングス <6098> も堅調。ZMPとの共同マーケティング開始を発表したネクス <6634> 、東証1部の指定承認を受けた田淵電機 <6624> 、14年12月期利益予想を上方修正したダブル・スコープ <6619> などはストップ高を付けた。
半面、15年2月期第3四半期の決算が市場コンセンサスに届かなかった良品計画 <7453> は急落。相次ぐ異物混入報道で客離れ懸念が強まった日本マクドナルドホールディングス <2702> もさえない動きとなった。15年2月期の利益予想を下方修正したカルラ <2789> も軟調。(編集担当:宮川子平)
7日の日経平均株価は前日比2円14銭高の1万6885円33銭と小幅ながら5日ぶりに反発して取引を終えた。
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2015-01-07 15:00