[ベトナム株]ベトナム中銀、公定レートを▲212VND(▲1.0%)切下げ
ベトナム国家銀行(中央銀行)は6日夕方、対USD銀行間為替レート(中銀公定レート)を1USD=2万1246VNDから▲212VND(▲1.0%)切り下げて、1USD=2万1458VNDとした。7日より適用されている。
これにより、商業銀行が提示する対USD為替レートは、1USD=2万1243VND~1USD=2万1673VNDの範囲となる。中央銀行が通貨VNDの切り下げを行うのは、2014年6月中旬以来のことで、2011年末以降で3度目。いずれも▲1.0%の小幅な調整になっている。
例年、テト(旧正月)前に国民の消費意欲が高まり、商品や原料、機械設備輸入向けのUSD需要が増加する。昨年末から商業銀行の提示する対USD為替レートは規定上限に迫っており、今回の中央銀行の動きは、市場の実情を追認したものと考えられている。
なお、中央銀行はこれに先立ち、2015年も引き続き為替安定化策を堅持し、通貨VNDを切り下げるとしても▲2%以内に抑える方針を示している。(情報提供:VERAC)
ベトナム国家銀行(中央銀行)は6日夕方、対USD銀行間為替レート(中銀公定レート)を1USD=2万1246VNDから▲212VND(▲1.0%)切り下げて、1USD=2万1458VNDとした。7日より適用されている。
economic
2015-01-07 17:30