日経平均は182円高スタート、米国の大幅高や原油下げ止まりで安心感
8日の日経平均株価は前日比182円07銭高の1万7067円40銭で寄り付いた。NYダウが14年12月のADP雇用統計の結果を背景に大幅反発したのを好感し、買い優勢で始まっている。原油価格が一時、下げ止まりの兆候を見せていることも安心感につながった。日経平均は12月末から900円超下落していることから売られすぎとの見方も強く、値ごろ感から押し目買いも入りやすい。目安とされる1万7000円を意識した展開が予想される。
個別では、人気ゲームアプリ「パズドラ」が北米で600万ダウンロード突破したガンホー・オンライン・エンターテイメント <3765> や、基盤技術の一つで国内の特許査定を受領したカイオム・バイオサイエンス <4583> などが買い優勢の展開。14年11月中間期業績予想を上方修正したリベレステ <8887> や、スマホアプリ「LINE」を活用した株式発注サービスを発表したSBIホールディングス <8473> も買われている。
半面、食品への異物混入の報道が相次ぐ日本マクドナルドホールディングス <2702> や、外資系証券が投資判断を引き下げた東和薬品 <4553> 、シマノ <7309> などが売られている。15年8月期第1四半期は純利益減となったUSEN <4842> や、食中毒事故で高崎のホテルが営業停止処分を受けた日本ビューホテル <6097> も下落。(編集担当:松浦直角)
8日の日経平均株価は前日比182円07銭高の1万7067円40銭で寄り付いた。
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2015-01-08 09:00