日中韓の電子機器メーカー、「競争はかつてないほど激しくなる」とＬＧ幹部＝中国メディア

　中国メディアの環球網は７日、米ラスベガスでコンシューマー・エレクトロニクス・ショー（ＣＥＳ）２０１５が開催されていることを紹介し、韓国のＬＧ電子の幹部が「日中韓３カ国の電子機器メーカーによる競争はかつてないほど激しくなる」と述べたことを紹介した。 　記事は、韓国の聯合ニュースの報道を引用し、ＬＧ電子ホームエンターテインメント事業本部長のクォン・ヒウォン社長が記者会見で、今年のＣＥＳでは多くの企業が量子ドット技術を採用したテレビを出展していることは「各社の技術力に差がなくなってきていることを示す」と述べたことを紹介。 　さらに、２０１５年の市場環境について、クォン・ヒウォン社長が「日中韓３カ国の競争はかつてないほど激しくなる」と述べ、特に中国製品が価格競争力を頼りに中国国内の市場から海外の市場へと視点を移しつつあるうえ、日本が円安を利用し販促を加速させていることに警戒感を示したことを紹介した。 　また中国メディアのＩＴ之家は、「米国における影響力の大きいイベントであるＣＥＳにおいて、韓国のサムスンやＬＧ、日本の電子機器メーカーだけでなく、近年は中国メーカーも存在感を放っている」と報道。 　さらに日韓のメーカーに加えて、中国の多くの新興メーカーの存在によって「米国のＩＴ評論家らはＣＥＳにおけるアジアの力に圧倒されているに違いない」と主張し、ＣＥＳは世界の電子機器市場における競争の縮図だと論じた。（編集担当：村山健二）（イメージ写真提供：（Ｃ） Ken Wolter ／１２３ＲＦ．ＣＯＭ）