日経平均終値は281円高と続伸、外部環境の悪化一服による買い戻しで
8日の日経平均株価は、前日比281円77銭高の1万7167円10銭と続伸。外部環境化の悪化一服を受けて、買い戻しが優勢の展開となった。朝方は、米国市場が大幅高となったことや、原油価格に短期的な下げ止まりの兆候が見られたことで安心感が広がり、日経平均は前日比182円高で取引を開始。きのう500円超下げたあととあって、押し目買いに支えられて徐々に上げ幅を拡大した。ただし、引けにかけて売り先行となり、若干上げ幅を縮小した。
個別株では、「パズドラ」と「スーパーマリオ」を融合した3DS用ゲームが好感されたガンホー・オンライン・エンターテイメント <3765> や任天堂 <7974> などが上昇。大手証券が投資判断と目標株価を引き上げた太陽誘電 <6976> や、北陸新幹線の先行開業に関する報道を材料視した京福電気鉄道 <9049> も買われた。8日引け後の決算発表を前に期待が高まったファーストリテイリング <9983> も堅調に推移した。
一方、第1四半期決算を受けて国内中堅証券が投資判断を引き下げたマニー <7730> や、足元の過熱感から利益確定売りが優勢となった日本化学工業 <4092> などが下落。外資系証券が目標株価を引き下げた東和薬品 <4553> や、第3四半期累計は営業減益となったアークス <9948> も売られた。
業種別では、海運、空運、医薬品などの上昇が目立った。一方、下落は石油石炭製品の1業種のみとなった。(編集担当:松浦直角)
8日の日経平均株価は、前日比281円77銭高の1万7167円10銭と続伸。
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2015-01-08 14:45