原油価格下落で「財政悪化」のベネズエラ  中国がドル借款

 中国メディア「参考消息網」は7日、外電を引用して、中国は原油価格値下がりで財政収支が急速に悪化しているベネズエラに、200億米ドル(約2兆4000億円)の借款を供与する協定を結んだと伝えた。  ベネズエラのニコラス・マドゥロ大統領は7日、北京市内の人民大会堂で中国の習近平国家主席と会談した。双方は石油資源領域で協力を強化することで一致した。  マドゥロ大統領は2014年4月にも訪中し、習主席と会談した。習主席は同年7月にベネズエラを訪れ、両国の関係を包括的・戦略的パートナーシップに格上げすることでマドゥロ大統領と合意した。  ベネズエラは2010年までに、原油の確認埋蔵量がサウジアラビアを抜いて、世界第1位になった。技術開発により、採掘が可能になった原油量が大幅に増大したことが原因だ。  中国が2013年に輸入した原油は累計2億8200万トンで、最も多かったのはサウジアラビアからの約5032トンだった。以下はアンゴラからの3706トン、ベネズエラからの1925万トン、オマーンからの1871万トン、ロシアからの1756万トン、イランからの1527万トンと続いた。(編集担当:如月隼人)(イメージ写真提供:123RF)
中国メディア「参考消息網」は7日、外電を引用して、中国は原油価格値下がりで財政収支が急速に悪化しているベネズエラに、200億米ドル(約2兆4000億円)の借款を供与する協定を結んだと伝えた。(イメージ写真提供:123RF)
china,america,economic
2015-01-08 18:00