【本日注目の通貨ペア】米ドル/円:120円台の定着を狙う

 本日は、市場の関心が米12月雇用統計の結果に集中する。前回11月分は非農業部門雇用者数が前月比32.1万人増とほぼ3年ぶりの高い伸びを記録して、ドル/円を121円台に押し上げた。ドル/円は、その後115円台まで下落したものの、足元では戻り歩調となり再び120円台を窺う展開となっている。  米FRBは今年中の利上げ開始を模索しているが、その時期については「経済情勢次第」としている。それだけに、本日の米12月雇用統計で雇用情勢の改善ペースが加速すれば、早期利上げ期待を巻き込みながらドルが上昇する公算が大きく、ドル/円は120円台に定着する可能性が高まろう。  反対に、20万人増を下回るなど失望を誘う結果となれば120円に目先的な天井感が出てしまう事も考えられるが、先行の米雇用指標の結果を見る限り、大崩れはなさそうに思える。  もっとも、米非農業部門雇用者数が2ヶ月連続で30万人超の増加幅を記録した例は1997年以来見られない。その点からは、大幅な上ブレにも過度な期待をかけられないだろう。非農業部門雇用者数が概ね予想(24.0万人増)に沿った結果であれば、失業率や平均時給の伸び率などがカギを握る事になりそうだ。(執筆:外為どっとコム 編集担当:サーチナ・メディア事業部)
本日は、市場の関心が米12月雇用統計の結果に集中する。前回11月分は非農業部門雇用者数が前月比32.1万人増とほぼ3年ぶりの高い伸びを記録して、ドル/円を121円台に押し上げた。ドル/円は、その後115円台まで下落したものの、足元では戻り歩調となり再び120円台を窺う展開となっている。
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2015-01-09 18:00