世界の造船業は「日中韓の天下」・・・中国の成長が著しい=中国メディア

中国メディアの復興網は9日、世界の造船業におけるシェアは1900年代初めは英国が世界の半分以上を占めていたが、現代では“日中韓3カ国の天下”であり、特に中国のシェアが2000年以降に急激に増加していると主張する記事を掲載した。
記事は、国別の造船業をトン数ベースで計算した場合、米国が世界第1次対戦および2次大戦時に一時的にシェアを伸ばしたものの、戦後はすぐにシェアを落としたと紹介。さらに、1900年代初めに大きなシェアを有していた英国は2000年代にシェアをほとんど失ったとし、英国がシェアを失うと同時に日本が大きくシェアを伸ばしたと紹介。
さらに、日本は今なお世界の造船業で約3割のシェアを有していると指摘した。また、欧州諸国のシェアが減少するとともに韓国が台頭し、1990年台には世界シェアで約2割を占めるまでに成長したと指摘した。
また、英誌ザ・エコノミストが「21世紀の造船業は中国の時代を迎える」と報じたことを伝えつつ、中国の造船業のシェアは2000年の5%から現在はすでに35%まで急増していると報じた。
そのほか記事は、韓国産業研究院がこのほど発表した中国の造船業に関する報告書を引用し、中国造船業における受注量が世界の35%、建造量が同30.7%、受注残高が33.5%となり、いずれも世界一になったと紹介。さらに中国で造船される船舶は今後、質の向上が見込まれるとし、韓国産業研究院が「韓国造船業の大きな脅威になる」と警戒感を示したことを紹介、韓国は中国に対抗するため付加価値の向上が必要だと指摘したことを紹介した。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
中国メディアの復興網は9日、世界の造船業におけるシェアは1900年代初めは英国が世界の半分以上を占めていたが、現代では日中韓3カ国の天下であり、特に中国のシェアが2000年以降に急激に増加していると主張する記事を掲載した。(イメージ写真提供:123RF)
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2015-01-12 21:45