モリトは上放れ後の調整はまもなく一巡し再上昇へ、業績好調見通し発表

  モリト <9837> は、1月21日(火)15円安の860円と反落している。14日に発表した2014年11月期業績予想が2ケタ増収増益と続伸見通しを好感し、16日に昨年来の高値888円と上昇。利益確定売りに下げているが、バリュエーション的には割安感があり、押し目は注目されよう。   同社はハトメ・ホック・面ファスナーなどの服飾付属品やカメラ資材、自動車内装資材、靴用品の企画開発など生活にかかわるパーツを幅広く世界的に製造・販売している。「グローバル成長企業を目指して」のコーポレートスローガンのもと2015年11月期売上高400億円、営業利益20億円、ROE5%目標の「中期経営計画」を掲げ、配当性向30%をベースに継続的な業績拡大による増配と企業価値の拡大に注力している。   今14年11月期業績は戦略とファイナンスの双方の視点から成長事業を明確に定義し、事業領域を拡大、新規事業投資とM&Aの積極化により企業規模の拡大と企業価値の向上を図るほか、世界で事業展開を行う同社グループ全体の企業価値向上のため基幹部門のグローバル化、グローバル人材の活用及びダイバーシティの促進を図り、生産拠点においては日本、中国、ASEANを中心とした安定的な稼働、継続的な設備強化を行い取引先のニーズに応え、売上高370億円(前期比11.6%増)、営業利益17億円(同22.2%増)、経常利益18億円(同5.9%増)、純利益12億円(同10.9%増)と2ケタ増益と続伸を見込んでいる。年間配当は24円(同2円増)を予定している。   株価は、週足では一目均衡表の先行スパンが下限として意識。月足では9カ月移動平均線をサポートしており、上昇トレンドを継続している。昨年10月下旬に株式の立会外分売を実施し、東証1部上場も視野に入れ、企業価値の拡大に注力している。今期予想PER11倍台・PBR0.48倍と割安感が顕著。配当利回り2.7%と利回り妙味がソコソコあり、見直し余地は広がる。中長期で4ケタ大台乗せが十分期待できることから、押し目買い妙味が膨らもう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
モリト<9837>(東1)は、1月21日(火)15円安の860円と反落している。14日に発表した2014年11月期業績予想が2ケタ増収増益と続伸見通しを好感し、16日に昨年来の高値888円と上昇。
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2014-01-22 09:00