ＯＳＧが続伸、１５年１１月期は純利益２ケタ増を予想、記念配実施も

　ＯＳＧ <6136> が３営業日続伸。午前９時５８分に１００円高（５．２７％高）の１９９８円まで買われている。９日引け後に業績見通しや増配などを発表したことが材料。 　１５年１１月期の業績予想は、売上高１０９０億円（前期比７．９％増）とし、純利益は１１３億円（同１３．１％増）で２ケタ増額の見通し。新興国市場の自動車産業や航空機産業に注力し、ボリュームゾーンでのシェア拡大を図るべく新製品投入に取り組むほか、再研磨や再コーティングなどのアフタービジネス分野の強化も行う。 　また、１４年１１月期の期末配当では、普通配当１８円にくわえて２円の記念配当を実施すると発表。期末配当額は従来予想の１４円から計２０円（前期実績２０円）へ大幅増額し、年間３４円（同３０円）となる。また、１５年１１月期は年間３６円を予想している。 　１４年１１月期は売上高１０１０億３１００万円（前期比１４．３％増）、純利益９９億８９００万円（同１５．９％増）で着地。国内外の需要が総じて堅調だったことにくわえ、円安進行も追い風となった。（編集担当：松浦直角）