中国人観光客の「取り込み」 日本の商業施設が強化=中国メディア

中国メディアの中国網は9日、日本の商業施設が中国人観光客を取り込むための取り組みを強化していると伝え、総合ディスカウントストアのドン・キホーテがこのほど北京市内に事務所を開設したと紹介した。
記事は、ドン・キホーテは北京事務所の開設を通じて、中国国内での影響力と知名度の向上を図り、中国人観光客の取り込みを強化する狙いだと指摘した。続けて、ドン・キホーテの関係者の話として、「多くの中国人にドン・キホーテを知ってもらいたい」、「訪日する中国人観光客を取り込むうえでの重要な施策」と報じた。
続けて、ドン・キホーテ北京事務所の代表を務める孫波氏による話を引用し、総合ディスカウントストアとして、ドン・キホーテが訪日中国人観光客に利便性と質の高いサービスを提供していく方針と紹介。さらに、すでに日本の一部店舗では無料Wi-Fiを提供しているほか、24時間営業の店舗では時間の制限がないため「買い物」と「観光」を両立させることができると紹介した。
また記事は、円安やビザ緩和の影響によって2014年は訪日外国人が急増したとし、14年12月までにすでに1300万人を突破したと紹介。さらに、「爆買い」とも呼ばれる中国人観光客の多額の消費について、「14年7-9月期において、中国人観光客の消費額は1人あたり23万6300円に達した」と紹介。特にカメラや時計、電気製品など高額商品の人気が高いという。
さらに日本メディアの報道を引用し、「中国人観光客の爆買いは、減速傾向にある日本の消費を支えている」と伝えたうえで、日本の各商業施設が中国人観光客の取り込みにむけて競争を繰り広げていると報じた。(編集担当:村山健二)(写真は中国網の9日付報道の画面キャプチャ)
中国メディアの中国網は9日、日本の商業施設が中国人観光客を取り込むための取り組みを強化していると伝え、総合ディスカウントストアのドン・キホーテがこのほど北京市内に事務所を開設したと紹介した。(写真は中国網の9日付報道の画面キャプチャ)
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2015-01-13 14:30