金続伸 米国株式市場の下落を背景に
12日のスポット金は続伸、4週間ぶり高値をつけた、米株安などを背景に市場でのリスク回避の動きが強まるなか、米金融当局が低金利を相当な期間維持するとの観測から金が買われた。スポット金は欧州時間では米ドルの値上げを受け弱い動きを見せ、一時1トロイオンス=1217.50ドルを付けたが、その後一転上昇、NY終盤では2014年12月9日(1238.07ドル)以来の高値で終了した。
この日は、原油先物価格が5年9ヶ月ぶりの安値に急落や、欧州経済の先行きに対する懸念を背景に米株式相場が下落。投資家心理が悪化する中、安全資産としての金が買われた。これから中国の春節(旧正月・2月19日)を控え、実需筋買いの推測も金相場を支えた。
12日のWTI原油先物は続落、約5年9カ月ぶり安値を付けた。世界的な供給過剰や、ゴールドマンが予想を下げたことが背景。欧州時間までの原油先物価格はじり安、NY時間に入ると下げが加速した模様。盤中は小反発したが、売り圧力が強く、再び下げ幅を拡大し、終盤では45ドル台に突入、2009年4月以来の安値となる1バレル=45.68ドルを付け、ほぼ同じ水準の45.72ドルで引けた。12日原油の下げ幅は5.5%に達している。
先週のシティグループ、BNPパリバ、コメルツバンクの見通し下方修正に続いたほか、ゴールドマンは11日付のレポートで、4-6月期の平均価格を米指標油種が1バレル=40.50ドルに修正したことが原油の売りにつながった。(情報提供:東岳証券株式会社)
12日のスポット金は続伸、4週間ぶり高値をつけた、米株安などを背景に市場でのリスク回避の動きが強まるなか、米金融当局が低金利を相当な期間維持するとの観測から金が買われた。スポット金は欧州時間では米ドルの値上げを受け弱い動きを見せ、一時1トロイオンス=1217.50ドルを付けたが、その後一転上昇、NY終盤では2014年12月9日(1238.07ドル)以来の高値で終了した。
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2015-01-13 16:15