【本日注目の通貨ペア】豪ドル/円:一段安を警戒

 豪ドル/円は一部に根強い豪州の利下げ観測や原油安、銅価格下落などが重石となっている。本日のアジア市場では、7日安値95.631円、12月17日安値95.219円を次々と割り込み、すでに昨年10月以来の94円台まで値を沈めている。このまま欧州・米国市場でも原油や銅などの下落が続けば、豪ドル/円には一段の下押し圧力が掛かるだろう。  なお、本日17時半に発表される見通しのEU司法裁判所による国債買い入れ(OMT)の合法性についての判断が下される。法的拘束力はないが、これによって合法的でないと判断されれば、22日の欧州中銀(ECB)理事会での追加緩和が難しくなるのでは、との思惑が広がりそうだ。そうなれば、欧州株が下がり、豪ドル/円の押し下げ要因となる可能性がある。一方、合法性が認められれば欧州株が大幅高となり、豪ドル/円も急反発すると考えられる。いずれにせよ、波乱要因として注意が必要だろう。  また、明日朝に発表される豪州の12月雇用統計も同様に波乱材料となり得る。市場予想(失業率:6.3%、新規雇用者数:+0.5万人)に対して弱い結果となれば、やはり豪ドルへの重石となるだろう。(執筆:外為どっとコム 編集担当:サーチナ・メディア事業部)
豪ドル/円は一部に根強い豪州の利下げ観測や原油安、銅価格下落などが重石となっている。本日のアジア市場では、7日安値95.631円、12月17日安値95.219円を次々と割り込み、すでに昨年10月以来の94円台まで値を沈めている。このまま欧州・米国市場でも原油や銅などの下落が続けば、豪ドル/円には一段の下押し圧力が掛かるだろう。
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2015-01-14 17:45