日経平均は76円高スタート、原油反発や押し目買い意欲が下支え
15日の日経平均株価は前日比76円99銭高の1万6872円95銭で寄り付いた。直近2営業日で既に400円近く調整していることから押し目を狙う向きが強く、買い優勢の展開。原油価格が反発していることや、ドル・円が一時の円高水準から戻していることも市場心理を改善させている。
個別では、DNA技術を用いたエボラ出血熱抗血清製剤を開発するアンジェス MG <4563> や、国内証券が目標株価390円でカバレッジ開始した西日本シティ銀行 <8327> などが上昇。株式分割と株主優待制度の一部拡充を発表したダイヤモンドダイニング <3073> や、大和証券と富裕層向けビジネスで覚書を締結したファンドクリエーショングループ <3266> も買われている。
半面、15年5月期の業績見通しを下方修正し、配当予想を半減したタマホーム <1419> や、不採算ブランドや円安の影響で15年2月期の業績予想を下方修正したTSIホールディングス <3608> は売られている。プロジェクトの遅れで15年2月中間期の業績予想を下方修正したウエストホールディングス <1407> なども安い。(編集担当:松浦直角)
15日の日経平均株価は前日比76円99銭高の1万6872円95銭で寄り付いた。
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2015-01-15 09:15