【今日のドル円】117円台回復は底打ちか、自立反発かを見極め

 昨日のドル/円は、東京市場で117円を割り込むとNY市場序盤に116.00円台まで下値を切り下げたが、クローズにかけて117.40円台まで反発した。陰線引けとなったものの、日足チャート上には長い下ヒゲを伴ったロウソク足を出現させており、一旦は底を打ったとの見方も可能だろう。  もっとも、昨日はNYクローズにかけて原油相場が急反発した事が買い戻しのきっかけとなったが、原油価格が底を打ったとの見方は少ない。足元の資源安・株安という流れが続くとすればドル/円の下値警戒感もくすぶり続ける事になる。昨日の116円台からの反発が、底打ちのサインなのか自立反発に過ぎないのかを本日の値動きから見極めたい。  材料面では、米1月ニューヨーク連銀製造業景気指数や米12月生産者物価指数、米週次新規失業保険申請件数(いずれも22:30)、米1月フィラデルフィア連銀景況指数(24:00)などの経済指標の他、米国株式市場オープン前には、バンクオブアメリカとシティグループの10-12月期決算が発表される。(執筆:外為どっとコム総合研究所 編集担当:サーチナ・メディア事業部)
昨日のドル/円は、東京市場で117円を割り込むとNY市場序盤に116.00円台まで下値を切り下げたが、クローズにかけて117.40円台まで反発した。陰線引けとなったものの、日足チャート上には長い下ヒゲを伴ったロウソク足を出現させており、一旦は底を打ったとの見方も可能だろう。
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2015-01-15 09:30