日本の不動産に「投資妙味」か・・・海外から資金流入=中国メディア

中国メディアのBWCHINESEは13日、日本の不動産に海外から資金が流れ込んでいると伝え、「外国の資本はなぜ日本の不動産に目をつけたのか」と論じる記事を掲載した。
記事は、外国資本が2014年に日本の不動産に投資した金額は1兆円を超えたとし、日本国内の不動産売買金額の約20%を占めたと紹介。さらに、東京の中心部だけでなく、外国資本は地方都市における不動産にも目をつけ始めていると伝えた。
さらに、訪日外国人による2兆円もの消費が内需の下支えになっているとし、不動産投資とあわせて外国人による投資や消費の影響力がますます強まっていると指摘。さらに、日本の不動産に投資する外国資本は投資会社や金融機関であることが多いとし、中国などアジアの資金がもっとも活発に日本に流入していると紹介した。
また、中国の投資会社が2014年12月に東京品川区のオフィスビルを買収したことや、シンガポールの政府系ファンドが千代田区の東京駅近隣のオフィスビルを買収したと紹介したうえで、「外国資本が日本の不動産に目をつけた理由は、日本企業の業績改善のほか、2020年の東京五輪によってオフィスビルの賃料上昇や地価の上昇が見込めるためだ」と指摘した。
そのほか記事は、円安の進行によって日本への投資に旨味が出ていることを挙げ、「日本円ベースで計算すると、東京の不動産販売価格や賃料は世界の大都市のなかで突出して安い」と論じた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
中国メディアのBWCHINESEは13日、日本の不動産に海外から資金が流れ込んでいると伝え、「外国の資本はなぜ日本の不動産に目をつけたのか」と論じる記事を掲載した。(イメージ写真提供:123RF)
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2015-01-15 09:30