東京製鉄が急伸、3Q純利益は5期ぶり黒字

 東京製鉄 <5423> が買い気配でスタートし、午前9時9分に49円高(8.7%高)の613円を付けている。  同社は21日引け後、今3月期の第3四半期業績を発表。3Qの売上高は980億8600万円(前年同期比12.7%減)、営業利益は13億1700万円(前年同期は130億8800万円の赤字)、純利益は14億2600万円(同133億3100万円の赤字)で着地した。  昨年(13年)10―12月には国内鋼材需要が一段と回復したものの、主原料である鉄スクラップ価格が製品出荷価格に先行して値上がりしたことは痛手となった。ただし、3Qの累積で5期ぶりの最終黒字に転じたことが、株価の買いにつながった。     通期の業績予想は、売上高1375億円(前期比0.2%増)、営業利益25億円(前期は167億1000万円の赤字)、純利益25億円(同1466億900万円の赤字)の計画を据え置いている。ただし、3Q時点の進ちょく率は、営業利益出52.7%、純利益は57.0%と低い水準にとどまっている。(編集担当:片岡利文)
東京製鉄が買い気配でスタートし、午前9時9分に613円の高値を付けている。
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2014-01-22 10:00