エンビプロ・ホールディングスは円安メリットに注目
エンビプロ・ホールディングス <5698> (東2)は調整離脱のタイミング待ちといえそう。同社は昨年9月25日に東証2部に新規上場され、公募価格700円に対し、1040円初値の好スタートを切った。以後は売り先行の流れとなり調整色の強い展開になっているが、昨年12月25日の643円で大底を確認、値幅調整一巡感からその後は値戻しの動きに転じてきている。
同社は、企業、解体物件などから排出される金属スクラップおよび産業廃棄物の資源リサイクルが主たる事業。今2014年6月期の第1四半期決算は売上げが75億500万円(前年同期の参考情報77億700万円)、営業利益1億100万円(同3500万円)を確保した。
鉄スクラップの輸出が低迷したが、リサイクル部門で大型解体物件の受注、固形燃料製造強化、金属スクラップ及び産業廃棄物などのリサイクル原料の集荷営業の拡大などが収益好調の要因。同社グループで生産したリサイクル資源以外にも、同業者等からリサイクル資源を仕入れ、国内の同社グループが全国に保有する集荷拠点に集荷し、国内への販売および海外への貿易取引も行っている。前6月期では、海外の売上げ比率が75.0%(うちアジア70.1%、南米2.5%、アフリカ2.1%、その他0.3%)となっており、円安のメリットは大きい。円安関連の穴株的な存在と言える。
今2014年6月期は売上げ397億3000万円(前期比4.6%増)、営業利益7億9700万円(同3.6%減)の従来の見通しを据え置いている。世界的な景気回復を受け、アナリスト筋では来2015年6月期に史上最高利益更新との見方も出てきている。PBR0.85倍という割安さに市場の関心が高まりそう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
エンビプロ・ホールディングス<5698>(東2)は調整離脱のタイミング待ちといえそう。同社は昨年9月25日に東証2部に新規上場され、公募価格700円に対し・・・。
economic
2014-01-22 10:15