日経平均終値は312円高と急反発、底堅さを確認し後場一段高
15日の日経平均株価は、前日比312円74銭高の1万7108円70銭と3営業日ぶりに反発。徐々に上げ幅を広げ、高値追いの展開となった。朝方は原油価格の反発や円安進行を好感し、76円高で取引を開始。好決算や業績の上方修正が散見されるなか、売られすぎとの見方から買い戻しが入った。後場に入り一時は1万7000円前後でもみ合ったものの、底堅さが意識されると安心感から一時346円高まで上昇した。
個別株では、国内証券が目標株価を上方修正したミツミ電機 <6767> や太陽誘電 <6976> などが上昇。英系PR会社の買収が材料視された博報堂DYホールディングス <2433> も買われた。今期の増収増益予想と大和証券との連携が好感されたファンドクリエーショングループ <3266> や、薄膜シリコン型太陽電池の研究開発計画に参画すると発表したリアルコム <3856> はストップ高で引けた。
一方、14年11月期は営業益5割増も市場予想を下回った不二越 <6474> や、業績と配当予想の下方修正を発表したタマホーム <1419> などは下落。大手航空2社との共同運航に合意と報じられたスカイマーク <9204> や、エボラ出血熱に関連する抗血清製剤の開発で買われていたアンジェス MG <4563> は、上げ一服感は売りに転じた。
業種別では、ゴム製品、建設、鉱業などが上昇した。一方、非鉄金属、証券、鉄鋼は下落した。(編集担当:松浦直角)
15日の日経平均株価は、前日比312円74銭高の1万7108円70銭と3営業日ぶりに反発。
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2015-01-15 15:00