【今日のドル円】金融市場の混乱からリスク回避的な円買いムード
昨日のドル/円は、東京市場で117.90円台まで強含んだが、欧米市場では一転して軟化。本日早朝には一時116円を割り込む場面もあった。
スイス中銀が対ユーロ/スイス相場での防衛ライン(1.20フラン)を撤廃した事や、一時51ドル台まで反発していたNY原油が46ドル台に反落した事など、金融市場全体の混乱がリスク回避的な円買いに繋がった。
ドル/円は、テクニカル分析の面からも地合いの弱さが窺える。本日早朝の下落により14日安値(116.070円)を下抜けてしまい、この日の長い下ヒゲをサポートとして生かせなかった事になる。今後は、昨年12月16日に付けた115.550円を意識した値動きが見込まれる。
また、このところ弱めの結果が目立ち始めた米経済指標の結果にも注目したい。本日は、米12月消費者物価指数(22:30)、米12月鉱工業生産(23:15)、米1月ミシガン大消費者信頼感指数・速報値(24:00)といった重要指標が発表予定となっている。(執筆:外為どっとコム総合研究所 編集担当:サーチナ・メディア事業部)
昨日のドル/円は、東京市場で117.90円台まで強含んだが、欧米市場では一転して軟化。本日早朝には一時116円を割り込む場面もあった。
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2015-01-16 09:15