現代自動車、「エコカー」で競争力強化か=韓国メディア

 韓国自動車メーカー・現代自動車の副会長である鄭義宣(チョン・ウィソン)氏が現地時間13日、北米国際自動車ショー(デトロイトモーターショー)を訪れ、同社の自動車を紹介したほか、円安における今後の見通し、日本企業などの動向などについて語った。韓国メディアのMKニュースが14日に報じた。  報道によると、チョン副会長は「北米市場で日本企業は円安を活用した積極的なマーケティングでシェアを高めている。わが社もこれに対応するため、インセンティブの提供や現地ローン会社を活用した市場シェアの拡大戦略を推進する」と述べた。  続けて、チョン副会長は「(日本の)円安を背景に、北米市場で現代自動車が困難な状況に直面していることは事実であり、より競争力のある車が必要だ」と述べ、「日本車との価格差がさらに広がらないよう対応し、また、現代自動車が推進中である適正価格受取政策も維持していく」と述べた。円安が本格的に進んだことで、北米市場では現代自動車の「ソナタ」はトヨタ自動車の「カムリ」より高い価格で売られている。  また、チョン副会長は「わが社はエコカー全部門で競争力をさらに強化し、グローバルエコカー市場をリードする企業として位置づけられるだろう」とし、「わが社はもっとも多くの自動車販売をする会社ではなく、お客様にもっとも愛される企業になるだろう」と強調した。  また記事は、現代自動車は2016年に米国市場に新車を集中投入する予定であり、年末には、プラグインハイブリットカー(PHV)や「新型アバンテ」、「ソナタハイブリッド」を焦点とし新車販売する予定だと付け加え、チョン副会長の演説後、「ソナタプラグインハイブリット」と米国市場向けのコンセプトカー「サンタ・クルーズ」が公開されたと伝えた。  その後、チョン副会長は、トヨタのブースを訪れ役員らと一緒に、直接「カムリ」に乗り込み、ステアリングホイールを触り、収納スペースなどを確認した。また、ホンダのブースを見たり、レクサスの新型高性能クーペ「RC F」に高い関心を見せたりなど、日本企業の動向に大きな関心を見せたと伝えた。(編集担当:李樹香)(イメージ写真提供:(C) Mesut Dogan/123RF.COM)
韓国自動車メーカー・現代自動車の副会長である鄭義宣(チョン・ウィソン)氏が現地時間13日、北米国際自動車ショー(デトロイトモーターショー)を訪れ、同社の自動車を紹介したほか、円安における今後の見通し、日本企業などの動向などについて語った。韓国メディアのMKニュースが14日に報じた。(イメージ写真提供:(C) Mesut Dogan/123RF.COM)
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2015-01-16 10:45