NSXの世界初公開・・・「日本のフェラーリが帰ってきた」と喜ぶ声も=中国版ツイッター

米デトロイトの北米国際自動車ショーで現地時間12日、ホンダのスーパーカー「NSX」が世界初公開された。1990年に先代が登場してから25年ぶりに新しく発表された「NSX」に、中国の自動車ファンも注目を寄せた。中国メディアの環球網が14日に伝えた。
中国の高級自動車メディア・名車誌の中国版ツイッター・微博(ウェイボー)アカウントは13日、NSXの発表について画像付きで紹介。V6ツインターボエンジンに前方2台、後方1台計3台の電動モーターによる計550馬力の動力機構に、9速のデュアルクラッチシステム(DCT)を組み合わせ、SH-AWDと呼ばれる4輪駆動システムを採用したと解説。価格が約1800万円で、今年末までに納車が始まる予定だとした。
NSXのスペックや外観を見た中国ネットユーザーからは、「日本のフェラーリが帰ってきた」、「わくわくする」、「美しい。夢のクルマだ」といった賞賛コメントが寄せられた。ただ、全体的には称賛よりもネガティブなコメントのほうが目立っている。
まず多く見られたのは、外観が独アウディのスポーツカー「R8」に似ているという指摘。「既視感がある」、「さすがは日本のアウディ」などといった声が出た。次に多かったのは外観が醜いという意見で、ユーザーたちは「ダサいと思うのは自分だけか」、「醜いの一言」、「スポーツカーって感じじゃない」、「人びとはクラシカルなものに期待を抱いている。前世代の影を見たがっている」、「尻が醜い。内装は米国式。混血って感じだ・・・」というコメントを残した。
そのほか、価格が高すぎて「中国ではいくらで売られるのか分からない」という意見や、「9速って本当に必要なのか」という疑問、「ホンダがパワーユニット供給者として復活する英レーシングチームのマクラーレンのF1での成績が売り上げを左右する」との声もあった。
手が届くか、購入するチャンスがあるかどうかはさておき、自動車に少しでも興味がある人であれば、スーパーカーに胸をときめかせた経験はあるだろう。そして、メーカーにはやはり自分たちの夢を具現化するような自動車を作ってほしいと願っているのである。その気持ちは、おそらく中国の自動車ファンも同じではないだろうか。
もっとも「土豪」と呼ばれる中国の大金持ちのお歴々は、このような「庶民の夢」を平然とした顔でお買い上げになるのかもしれないが。(編集担当:近間由保)(写真は環球網の14日付報道の画面キャプチャ)
米デトロイトの北米国際自動車ショーで現地時間12日、ホンダのスーパーカー「NSX」が世界初公開された。1990年に先代が登場してから25年ぶりに新しく発表された「NSX」に、中国の自動車ファンも注目を寄せた。(写真は環球網の14日付報道の画面キャプチャ)
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2015-01-16 13:45