スポット金、一時4カ月ぶりの高値
15日のスポット金は、一時約3%上昇し、4カ月ぶりの高値となる1トロイオンス=1266.64ドルを付けた。スイス中央銀行が過去3年にわたり維持してきたスイス・フランの対ユーロ上限を撤廃し、株価の続落及び為替市場の混乱を受け、金は逃避先として選ばれたことが背景。
15日の米株式相場は5日続落。大手米銀の決算が思わしくなかったことが重しとなった。S&P総合500種は12月16日以来初めて2000を下回る水準で引けた。
スポット金は欧州時間SNBの発表直後上昇し始め、NY時間で一時1266.64まで買われ、終盤では1262.28ドルで引けた。5営業日続伸は半年ぶりだった。スイス国立銀行(SNB・中央銀行)がフランの対ユーロ相場上限を撤廃したことを受けて為替市場が混乱、逃避先としての金の需要が高まった。
15日のWTI原油先物は大幅反落、1バレル=46.22ドルで引けた。石油輸出国機構(OPEC)が加盟国産原油の需要見通しを引き下げたほか、米国での生産が記録上の過去最高となったことが背景。
WTI原油は欧州時間一時51.26ドル台まで上昇したが、その後売り優勢となった。石油輸出国機構(OPEC)は1月の月報で、加盟12カ国が生産する原油の需要見通しを2015年通年で日量2878万バレルとし、 前月予想から約10万バレル下方修正した。これを受けて需給緩和観測が高まり、原油価格の重しとなった。(情報提供:東岳証券株式会社)
15日のスポット金は、一時約3%上昇し、4カ月ぶりの高値となる1トロイオンス=1266.64ドルを付けた。スイス中央銀行が過去3年にわたり維持してきたスイス・フランの対ユーロ上限を撤廃し、株価の続落及び為替市場の混乱を受け、金は逃避先として選ばれたことが背景。
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2015-01-16 14:30