【今週の注目銘柄】円安でも増益の「円高メリット株」
ニトリホールディングス <9843> は底堅く推移している。海外で製造した商品を輸入するため「円高メリット株」として知られるが、12年後半からの円安進行にも関わらず増収増益を確保している。円安は利益率低下につながったが、原価低減対策で抑えられたようだ。
昨年(14年)12月に発表した15年2月期第3四半期の決算でも、売上高は前年同期比9.5%増の3104億8600万円、営業利益は同12.9%増の525億1400万円と2ケタ増益を達成。通期の売上高4130億円(前期比6.6%増)、営業利益650億円(同3.1%増)に対し、第3四半期の営業利益は進ちょく率が8割に達した。足元では既存店の売上高が伸び悩んだが市場では保守的との見方も根強く、28期連続の増収増益達成に期待が持てる。
指標面では予想配当利回り1%割れにPBR2倍台と割安感はないものの、為替相場が乱調の局面では、円安でも円高でも利益を生める同社のような企業をマークしておきたい。週足チャートでは26週移動平均線が下値をサポートしている格好。(編集担当:宮川子平)
ニトリホールディングスは底堅く推移している。
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2015-01-18 10:00