【本日注目の通貨ペア】ユーロ/米ドル:スイスショックの影響で11年ぶり安値を付けるも反発の見込み薄
ユーロ/ドルは、昨日の欧州市場で1.15674ドルまで下落して2003年11月以来の安値を付けた。スイス中銀(SNB)がフラン売り(ユーロ買い)の無制限介入を放棄した影響を受けた格好であり、本筋の材料による下落とは言い難い事もあって、足元では1.16ドル台に値を戻しているが、目先的に反発力は限られそうだ。
来週22日に欧州中銀(ECB)が量的緩和に踏み込むとの見方が強まっている事や、25日に行われるギリシャ総選挙で反緊縮を掲げる政党が第1党候補である事などがユーロの上値を抑える公算が大きいためだ。
もし、本日の米国経済指標が弱めの結果となってドル売り(ユーロ買い)が強まった場合や、SNBがフラン売り(ユーロ買い)介入を行った場合などに、ユーロが上昇する局面があれば戻り売りのチャンスと言えるかもしれない。昨日の急落後の反発局面でも明確に越えられなかった1.17ドル台半ばが上値のターゲットになるだろう。(執筆:外為どっとコム 編集担当:サーチナ・メディア事業部)
ユーロ/ドルは、昨日の欧州市場で1.15674ドルまで下落して2003年11月以来の安値を付けた。スイス中銀(SNB)がフラン売り(ユーロ買い)の無制限介入を放棄した影響を受けた格好であり、本筋の材料による下落とは言い難い事もあって、足元では1.16ドル台に値を戻しているが、目先的に反発力は限られそうだ。
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2015-01-16 18:00