中国高速鉄道 「世界最先端技術で経済発展を推進」=中国メディア

中国メディアの人民網は15日、中国高速鉄道は「営業距離や技術、コスト、建造速度などの優位を持ち、メイド・イン・チャイナを代表する名刺のような存在になった」と論じる記事を掲載した。
記事は、中国高速鉄道が他国の技術を導入・消化・吸収し、中国の国情や交通事情に合致するイノベーションを遂げたと主張し、「自主開発の知的財産権を有する中国高速鉄道は世界最先端の技術であり、中国の都市化と経済発展を推進する存在になった」と論じた。
続けて、中国の李克強首相をはじめとする指導層が「高速鉄道の“商品力”の高さ」を根拠に世界各国に売り込みを行っていることを紹介、すでに数十カ国が中国と鉄道事業の協力に向けて合意文書を交わしているとし、「中国高速鉄道の海外展開に向けた前途は限りなく広い」と主張した。
また記事は、中国が「シルクロード経済圏」や「21世紀海上シルクロード」という「一路一帯」構想を打ち出しているなかで、相互移動が同構想で重要な役割を果たすとし、相互移動には交通インフラの建設が必要となると指摘。
さらに一路一帯構想における国は経済基盤がまだまだ脆弱であり、交通インフラの改善需要も大きいとし、「中国高速鉄道は技術力の高さやコストパフォーマンスの高さで一路一帯構想における重要な役割を果たすだろう」と論じた。
また、中国には「豊かになるためには先に道路を作ることだ」という諺(ことわざ)があるとし、交通インフラの整備を行うことで人やモノ、情報の移動がスムーズとなり、経済や社会の発展に革命的な変化をもたらすだろうと指摘。かつてシルクロードが西洋とアジアをつなぎ、繁栄をもたらした道だったことを挙げ、「中国は高速鉄道の海外輸出を進めることで、輸出先の経済にも競争力の強化をもたらすだろう」と論じた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:(C) Ping Han /123RF.COM)
中国メディアの人民網は15日、中国高速鉄道は「営業距離や技術、コスト、建造速度などの優位を持ち、メイド・イン・チャイナを代表する名刺のような存在になった」と論じる記事を掲載した。(イメージ写真提供:(C) Ping Han /123RF.COM)
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2015-01-19 08:45