今週の為替相場見通し(2015年1月19日-)=為替王
先週の見通しにおいて「117円台が目処」と明言しました通り、先週末の米ドル円は1ドル=117円で終わりました。さて、今後の見通しについてですが、予想ターゲットに到達したこともあり、年末年始に円安圏で蓄積された相場エネルギーはほぼ吐き出された形になります。なにか突発的な円高要因となるイベントが生じれば、下方へ伸びで114円台といった目処も出ないこともないですが、メインシナリオとしましては、反発したりまた反落したりのターゲット到達後の典型的な値動きが想定されます。
次に、下落が止まらないユーロ米ドル相場について。昨年から予想しておりましたとおり、1.20の大台を割れて急落しています。とりあえず目処としておりました1.18台には先週到達しましたが、先週末は1.15台まで下がっています。こうなりますと、通常より確率は下がることを踏まえながらも、さらに下方の目処を意識したいです。今週22日に、ユーロ圏の金融会合があります。もしも大規模な量的緩和に踏み切るのであれば、ユーロが一段と安くなる可能性があります。そうした経済ファンダメンタルズ事情もふまえて、大きな下落ターゲットをあえて算出しますと、1.14近辺が、さらに確率は低くなりますが急落が加速した場合は1.11台という目処も一応出ています。
久しぶりに南アフリカランド円について。値動きの荒い展開が続いており、昨年11月以降、いわゆるネックラインが1ランド=約10円のところに位置していますが、一部のチャート分析においてはすでに下落の兆候も出ています。最大で9.6円台へ下落が急拡大するリスクを抱えた状態ではないかと考えます。
NZドル円や豪ドル円なども先週末は反発しましたが、チャート形状としてはあまりよろしくありません。NZドル円などは先週ブログで少し書きましたが、1NZ=88円台、その先は85円台といった大きな下落ターゲットが出ていることもあり、再度下落に向かうリスクは警戒しておきたいです。(執筆者:為替王)
先週の見通しにおいて「117円台が目処」と明言しました通り、先週末の米ドル円は1ドル=117円で終わりました。さて、今後の見通しについてですが、予想ターゲットに到達したこともあり、年末年始に円安圏で蓄積された相場エネルギーはほぼ吐き出された形になります。
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2015-01-19 09:45