日経平均終値は25円高、日銀会合で急落後に切り返す
22日の日経平均株価終値は、25円高の1万5820円96銭と小幅続伸。
前日のNYダウが44ドル安と反落。為替市場ではドルが104円台前半でもみ合っていることもあり、日経平均は46円安と小幅安で寄り付いた。その後は午前10時過ぎにプラスに転じる場面もあったが、積極的な買いはみられず、前場は前日終値付近での値動きに終始した。
一方、日銀金融融政策決定会合で現状の金融緩和策継続が決定したことで、後場の日経平均は一時164円安まで下落。ただし、午後1時過ぎからは切り返し、プラスに転換して取引を終えた。
個別では、12月中間期の最終損益が一転黒字予想となったボルテージ <3639> がストップ高。パナソニックと電力小売の合弁会社を設立するエプコ <2311> 、富士レビオによる診断薬キットの欧州販売で手数料収入が期待できるカイオム・バイオサイエンス <4583> などもストップ高した。
また、外資系証券から新規レーティングが付与されたアルバック <6728> や、今3月期3Q純利益が5期ぶりの黒字に転じた東京製鉄 <5423> 、都知事選のネット演説会開催を発表したドワンゴ <3715> 、ヤフーとの合弁会社について詳細を発表したブレインパッド <3655> などが急伸した。
一方、追加リストラ方針が報じられたルネサスエレクトロニクス <6723> が軟調となったほか、20日ストップ高の反動安が継続した鳥居薬品 <4551> は大幅安。証券会社による格下げがあった大日本スクリーン製造 <7735> なども売られている。
業種別では、その他製品、電力・ガス、ノンバンク、証券株などが堅調。石油、金属製品、パルプ・紙、小売株などが弱含んだ。(編集担当:片岡利文)
22日の日経平均株価終値は、25円高の1万5820円96銭と小幅続伸。
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2014-01-22 15:15