中国で人気の「SUV」 日系自動車メーカーの新車投入計画=中国メディア

 中国メディアの華商晨報は15日、トヨタや日産、ホンダ、スズキ、マツダの5社が中国市場における新車投入計画を相次いで発表したことを紹介、15年は各社が新車の投入やモデルチェンジを計画していると紹介した。  記事は、トヨタが新車を5種、日産とホンダが2種、スズキとマツダがそれぞれ1種を中国市場に投入する計画だと紹介。さらに、日系各社が投入する車種のうち、もっとも多い車種は「SUV」で計6種に達すると伝えた。  続けて、市場調査会社のデータを引用し、日系自動車メーカーの市場シェアは2010年から4年連続で減少しているとしつつ、「13年は日系メーカー各社は積極的な販売促進策を展開したことで販売台数は大きく上昇した」と指摘。各社は14年も販売台数の増加に期待を寄せていたとする一方、日系自動車メーカーの14年における販売台数の伸びは中国自動車市場の伸びを大きく下回る結果に終わったと伝えた。  さらに、市場調査会社の関係者の話として、日系自動車メーカーの販売台数の伸びが中国自動車市場の伸びを下回ったのは、政治的要素のほかに、「新車の投入やモデルチェンジの速度が遅いこと」、「中国市場に対する注力が不足していること」、「中国の消費者の嗜好の変化への対応の遅さ」があると指摘した。  一方で記事は、日系メーカー各社が発表した新車投入計画について、中国市場ではSUVが人気のある車種であることを指摘し、日系メーカー各社が計6種のSUVを投入することで各社を取り巻く環境が変わる可能性もあるとの見方を示した。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:(C) philipus/123RF.COM)
中国メディアの華商晨報は15日、トヨタや日産、ホンダ、スズキ、マツダの5社が中国市場における新車投入計画を相次いで発表したことを紹介、15年は各社が新車の投入やモデルチェンジを計画していると紹介した。(イメージ写真提供:(C) philipus/123RF.COM)
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2015-01-20 09:30