航空電子、3Qは2ケタ増収増益、通期予想を上方修正

 日本航空電子工業 <6807> は22日引け後、14年3月期第3四半期の決算を発表。売上高は前年同期比21.5%増の1185億4700万円、営業利益は同66.4%増の116億3800万円、純利益は同77.8%増の75億8200万円だった。  海外スマートフォンやタブレットPCなどの成長機器や自動車分野などの成長市場を中心とした積極的なグローバルマーケティングと、新製品開発活動の展開で受注や売上の拡大を図った。また、生産拠点および生産設備の増強投資を進め、内製化の取り組み強化および自動化によるコストダウンにも努めた。  足元の業績を踏まえ、通期業績予想は、売上高を1550億円から1600億円(前期比23.5%増)、営業利益を125億円から148億円(同72.1%増)、純利益を80億円から93億円(同83.7%増)に引き上げた。  ただ、防衛省向け事業の過大請求問題で支払いが予測される違約金などは、金額や支払時期が決まっていないため、予想数値には織り込んでいない。  22日の株価は朝方に買われ、08年1月以来6年ぶりに1500円台を回復した。その後は売りに押されたものの、引けにかけて下げ渋り、4円安の1485円で取引を終えた。(編集担当:宮川子平)
日本航空電子工業は22日引け後、14年3月期第3四半期の決算を発表した。
宮川子平
2014-01-22 15:45