日経平均終値は352円高と続伸、決算本格化を前に株価見直しで高値引け
20日の日経平均株価は、前日比352円01銭高の1万7366円30銭と大幅続伸。外部環境の好転や株価の割安感が意識される展開となった。朝方は、欧州中央銀行の金融緩和に対する期待感などを背景に上昇してスタート。決算発表の本格化を前に株価見直しの機運が高まり、順調に上げ幅を拡大した。後場一段高となると、引けにかけて更に買い進む動きが強まり、きょうの高値で引けた。
個別株では、第3四半期の営業益68%増で高い進ちょくとなったメルコホールディングス <6676> や、新たに個人向け事業を発表したU-NEXT <9418> などが上昇。外資系証券から「売られすぎ」との指摘があったバンダイナムコホールディングス <7832> や、15年11月期は純利益22%増の見通しを示したネクス <6634> も買われた。
一方、10-12月期は営業益47億円前後と伝わったセイコーホールディングス <8050> や、決算発表後の急騰から一服感が意識されたサイゼリヤ <7581> などが下落。外資系証券が目標株価を引き下げたミツミ電機 <6767> も売られた。15年3月期の最終赤字が報じられたシャープ <6753> は3営業日続落となり、16日の安値を更新した。
業種別では、証券、鉄鋼、機械などが上昇。一方、空運は唯一下落した。(編集担当:松浦直角)
20日の日経平均株価は、前日比352円01銭高の1万7366円30銭と大幅続伸。
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2015-01-20 14:45