スポット金、1.4%上昇の1トロイオンス=1293.89ドルに
20日のスポット金は1.4%上昇、昨年8月以来の高値となる1トロイオンス=1293.89ドルで引けた。欧州中央銀行(ECB)が景気刺激策を拡大するとの観測を背景に、逃避先としての金の需要が高まった。市場筋によると、金価格は16日の高値1281.87ドルを突破したで、ストップロスの買いが誘発され、上昇が加速した模様。取引時間中一時1296.99ドルの高値を付けた。
ECBが明日22日に発表すると予想されている景気刺激策の程度をめぐる不透明感から、投資家はよりリスクが低いとみなされている金などの資産に買いを入れた。市場は今回の会合では5500億ユーロ規模の債券購入プログラムが発表されると見込んでいる。
20日のWTI原油先物は大幅に反落、前日より-2.6%の1バレル=46.61ドルで引けた。原油の供給過剰及び世界成長見通しがっ下方修正されたことを受け。
イラクのアブドルマハディ石油相は、同国の原油産出量が1日平均400万バレルと、過去最高ペースであることを明らかにした。欧州経済や中国経済への先行き不透明感が強い中、世界的な需要の弱さがある一方、供給過多が警戒されている。また、国際通貨基金(IMF)は19日に発表した世界経済見通しで、2015年と16年の世界成長率をそれぞれ0.3ポイント下方修正した。米国の見通しは上方修正したものの、欧州や中国は伸び悩み、原油輸出国のロシアなどは打撃を受けると判断した。これを受けて世界的な需給緩和観測が一層強まり、原油の売りを誘った。
米石油協会(API)は21日、米エネルギー情報局(EIA)は22日にそれぞれ米週間石油在庫統計を発表する。(情報提供:東岳証券株式会社)
20日のスポット金は1.4%上昇、昨年8月以来の高値となる1トロイオンス=1293.89ドルで引けた。欧州中央銀行(ECB)が景気刺激策を拡大するとの観測を背景に、逃避先としての金の需要が高まった。市場筋によると、金価格は16日の高値1281.87ドルを突破したで、ストップロスの買いが誘発され、上昇が加速した模様。取引時間中一時1296.99ドルの高値を付けた。
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2015-01-21 11:15