日経平均は85円安で取引終了、後場寄り直後に下げ幅拡大も終盤下げ渋る
21日の日経平均株価は前日比85円82銭安の1万7280円48銭と3営業日ぶりに反落して取引を終えた。前日大幅高の反動で利益確定売りが先行した。後場寄り直前に日銀金融政策決定会合の結果が公表され、一部で追加緩和が期待されていたこともあって円が上昇。日経平均は下げ幅を180円超に拡大する場面があったが、引けにかけて下げ渋った。
個別では、15年3月期第3四半期で営業益49.7%減の光世証券 <8617> が下げ幅を拡大。通期業績予想を上方修正した東京製鉄 <5423> は連日で高値を更新していたこともあって利益確定売りに押された。第3四半期の営業増益が伝えられたものの、市場予想を下回る水準だったフジクラ <5803> もさえない。宮入バルブ製作所 <6495> 、ハマイ <6497> など足元で人気を集めていた「バルブ」関連株も軟調推移となった。
半面、外資系証券による強気リポートが観測されたコナミ <9766> 、カプコン <9697> などが堅調。国内証券による目標株価引き上げが観測されたキユーピー <2809> も高い。リストラ推進による業績改善期待が高まったソニー <6758> も物色された。14年12月期の売上高が前年同月比6.2%増だったファンケル <4921> もしっかり。(編集担当:宮川子平)
21日の日経平均株価は前日比85円82銭安の1万7280円48銭と3営業日ぶりに反落して取引を終えた。
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2015-01-21 15:00