「デタラメ」と思えたアイデアが・・・「中韓列車フェリー構想」を韓国国会で議論へ=中国メディア

 中国メディアの環球網は20日、「(韓国の)釜山から鉄道で中国や欧州に行く」という「以前であればデタラメとも思えたようなアイディアが韓国で真剣に議論されている」と伝えた。  記事は、韓国の中央日報の報道を引用し、2月に開催される韓国国会の検討会で「黄海を通過しての中国との相互接続」について議論されると報じ、同構想の核は「フェリーを使って中国と相互に接続する構想」だと紹介。さらに中国と相互接続された韓国の鉄道は中国の鉄道網と連結され、最終的に中央アジアや欧州と結ばれる構想と伝えた。  さらに、韓国で打ち出されてから数年が経過している“中韓海底トンネル構想”や“中韓列車フェリー構想”についても2月の国会で検討会が行われることを伝え、「韓国外交部や国土部、海洋水産部の関係者が出席する」と紹介した。  続けて、中韓海底トンネル構想は実現のためにはコストがかかりすぎるため、中韓列車フェリー構想がもっとも注目を集めているとし、「同構想の受け入れをめぐって韓国各地が競争を繰り広げている」と紹介。  また記事は、2002年に金大中(キム・デジュン)元大統領が中国政府と列車フェリー協力約定を締結したものの、同プロジェクトは実質的な進展は見られなかったと指摘する一方、「中韓が自由貿易協定(FTA)」を締結したことを挙げ、「韓国国内では列車フェリー構想の実現に向けて環境が整いつつある」と指摘、韓国の仁川(インチョン)と京畿道(キョンギド)がフェリーの発着地点の誘致に向けて競争を繰り広げていることを紹介した。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
中国メディアの環球網は20日、「釜山から鉄道で中国や欧州に行く」という「以前であればデタラメとも思えたようなアイディアが韓国で真剣に議論されている」と伝えた。(イメージ写真提供:123RF)
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2015-01-21 17:30