日経平均は59円安スタート、ECB理事会を前に売り買い交錯

 22日の日経平均株価は前日比59円66銭安の1万7306円64銭で寄り付いた。続落でスタートしたものの、欧米市場は株高とあって売り買いが交錯。実施が確実視されるECB(欧州中央銀行)の追加金融緩和についてメディア各社が報じるなか、今晩のECB理事会後の発表を見極めたいとの見方が強い。日経平均は2日続けて25日移動平均線を上回っていることから、1万7250円近辺では下値抵抗感が意識される。  個別では、外資系証券が「売り推奨」としたグリー <3632> や、12月度の既存店売上高が前年同月比12%減となったイオンファンタジー <4343> などが下落。きのう早期退職制度に関する報道で大幅上昇となっていたソニー <6758> や、12月度の売上高は前年同月比3.2%減となったメディア工房 <3815> は売り優勢で始まっている。  半面、腫瘍溶解性ウイルスに関連する治験計画届を提出したタカラバイオ <4974> や、外資系証券が投資判断を引き上げた花王 <4452> などが上昇。15年3月期の業績予想を上方修正したNOK <7240> や昭和真空 <6384> も買われている。フィリピン大手決済システム企業へ出資するBEENOS <3328> も買い気配となっている。(編集担当:松浦直角)
22日の日経平均株価は前日比59円66銭安の1万7306円64銭で寄り付いた。
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2015-01-22 09:00