WTI原油小反発、採掘活動が減速するを受け
21日のスポット金はほぼ変わらず、1トロイオンス=1293.32ドルで終了した。スポット金はアジア及び欧州時間帯でジリ高、NY時間で一時昨年8月以来の高値となる1304.89ドルを付けたが、その後値を消した。市場では欧州中央銀行(ECB)が本日の金融政策会合で量的緩和に基づくソブリン債購入プログラムを導入すると予想している。ドラギ総裁を含むECB理事会は月500億ユーロずつの資産購入を2016年末まで続けることを提案したとユーロ圏の中銀当局者2人が明らかにした。
ECBの量的緩和をめぐる報道を受け、ドルは対ユーロで約1週間ぶりの安値を付けたことで、ドル建ての金が比較的に安くなり、買いが入ったという。また、世界最大の金上場投資信託(ETF)SPDRゴールド・トラストの金塊保有量は1.55%増の742.24トンと、昨年10月29日以来の高水準を記録したことも金価格上昇のプラス要因となった。
21日のWTI原油は反発、1バレル=47.39ドルで引けた。米国での採掘活動が減速している兆候を受け。石油大手の英BPや米コノコフィリップスに続き、フランスのトタルも、最近の原油相場急落を受けた事業予算の削減を発表した。トタルは、米国のシェール関連事業を縮小する方針。こうした投資の削減が、余剰原油在庫の解消につながった。ただ、市場筋から、在庫減少が実現するまでには、なお数カ月を要すると指摘した。(情報提供:東岳証券株式会社)
21日のWTI原油は反発、1バレル=47.39ドルで引けた。米国での採掘活動が減速している兆候を受け。石油大手の英BPや米コノコフィリップスに続き、フランスのトタルも、最近の原油相場急落を受けた事業予算の削減を発表した。
economic,fxExchange
2015-01-22 11:00