中国の「国産航空機」 ロシアの航空会社に輸出へ=中国メディア

 中国メディアの中国新聞社は21日、中航工業哈飛集団による発表として、同社がロシアのチャーター航空会社「アイ・フライ(I FLY)」とターボプロップ機「Y-12(運-12)」の輸出契約を締結したと伝えた。中国からロシアに航空機が輸出されるのは初めてという。  中航工業哈飛集団は中航工業直昇機有限責任公司傘下で創業は1952年。航空機やヘリコプターの生産を行っている。  同社はさらに、21日までにロシアの航空会社「アイ・フライ」と、「Y-12E」4機の販売契約を結んだ。「Y-12E」はプラット・アンド・ホイットニー・カナダ製のターボプロップエンジンであるPT6A-135Aエンジン2発を搭載。乗客定員は19人乗りで、高地でも標高4000メートル以下ならば離発着できる。舗装されていない短い滑走路でも利用が可能だ。  同型機は中国民用航空局(CAAC)の型式証明に加えて、米連邦航空局(FAA)の耐空証明を取得している、中国で唯一の航空機。2014年12月には米国に2機が輸出されることが決まった。それ以前にも、コミューター路線用としてフィジー、キリバス、ラオス、トンガ、モンゴルに導入された。  中国新聞社によると、「運-12」はロシアで商業飛行する初の中国製航空機になる。   アイ・フライ航空はモスクワ市に本社を置き、同市南西郊外のヴヌーコヴォ国際空港を拠点とする航空会社。設立は2009年で、チャーター便を飛ばしている。(編集担当:村山健二)(イメージ写真は「CNSPHOTO」提供)
中国メディアの中国新聞社は21日、中航工業哈飛集団による発表として、同社がロシアのチャーター航空会社「アイ・フライ(I FLY)」とターボプロップ機「Y-12(運-12)」の輸出契約を締結したと伝えた。中国からロシアに航空機が輸出されるのは初めてという。(イメージ写真は「CNSPHOTO」提供)
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2015-01-22 14:45