日経平均終値は48円高と反発、重要イベント前に様子見も引けにかけて上昇
22日の日経平均株価は、前日比48円54銭高の1万7329円02銭と反発。ECB(欧州中央銀行)理事会を前に方向感なく推移するも、終盤は買われる展開となった。朝方は、欧米市場の株高を背景に一時上昇したものの、その直後に前日比マイナス圏に沈むなど売り買いが交錯。後場に入っても21日の終値1万7280円近辺で上下を繰り返したが、終盤は徐々に買い優勢となり、引けにかけて強さを見せた。
個別では、外資系証券が投資判断と目標株価を引き上げた花王 <4452> や、政府の新戦略が伝わったCYBERDYNE <7779> 、ハーモニック・ドライブ・システムズ <6324> などのロボット関連株が上昇。15年3月期の業績予想を上方修正した昭和真空 <6384> や、大阪商工会議所と提携するインフォマート <2492> も買われた。
一方、外資系証券が投資判断を「売り」に引き下げたオリエンタルランド <4661> や、第3四半期は前年同期比4%減収となった安川情報システム <2354> などは下落。4-12月期は営業益100億円弱と伝わったマルハニチロ <1333> や、1月の既存店売上高が3カ月ぶりにマイナスとなったジーンズメイト <7448> も売られた。
業種別では、石油石炭製品、パルプ・紙、情報・通信などが上昇。一方、ゴム製品、サービス、水産・農林は下落した。(編集担当:松浦直角)
22日の日経平均株価は、前日比48円54銭高の1万7329円02銭と反発。
japan,economic
2015-01-22 14:45