東邦チタニウムがサウジと合弁し卓越したコスト競争力
■中東の湾岸諸国の淡水化プラント、発電所などに供給
東邦チタニウム <5727> は22日の大引け後、スポンジチタン製造に関するサウジアラビアでの合弁事業を発表し、同国の企業2社(Cristal社およびTasnee社)と資本金1億1000万米ドルで2014年度内にスポンジチタンの製造・販売を行なう新会社を設立するとした。サウジアラビア国内のヤンブー(Yanbu)工業団地にスポンジチタン製造工場を建設する。
発表によると、合弁新会社の出資比率は、東邦チタニウム35.0%、Cristal社32.5%、
Tasnee社32.5%。一般財団法人・中東協力センターの「日本・サウジアラビア産業協力事業」の支援対象。東邦チタニウムの先進的な製造技術の供与と、サウジアラビア国内の安価な電力代により、世界的に卓越したコスト競争力を有することになる。
製造したスポンジチタンは、Cristal社を通じて湾岸協力会議加盟国内での淡水化プラント、発電所、化学プラントなどの一般工業向け需要へ販売されるとともに、東邦チタニウムの顧客の需要に向けても販売する。
株価は2012年夏以降、おおむね700円から900円の幅で長期横ばい相場を続けており、本日の終値は692円(3円安)。今3月期は再び営業赤字の見込みとあって、信用売り残が多く、買い残との割合である信用倍率は2倍台と拮抗気味。材料に反応しやすい状態で、長期横ばい相場のため、これを抜け出せば大相場に発展する可能性がある。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
東邦チタニウム<5727>(東1)は22日の大引け後、スポンジチタン製造に関するサウジアラビアでの合弁事業を発表し・・・。
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2014-01-22 17:30